子育てを行うにあたり、自転車は必需品と言えると思います。また多くの方が自転車にお子様を乗せ、送り迎えや買い物などに使用されていると思います。

大切な生活必需品と言える自転車であり、大切なお子様も載せる機会が多い自転車だからこそ、自転車に関する法律を改めて考えてみたいと思います。

1. 自転車はどういう乗り物なのか

自転車は、道路交通法上「車両」に分類されます。
道交法上の車両は、自動車・原動機付自転車・自転車・トローリーが該当しますので、法律上は、自転車も自動車と同じ扱いとなります。

したがって、何かあった際に「自転車だから~」「みんなやっているのに~」という言い訳は通用しないことをまずは覚えておいていただきたいと思います。

2. 二人乗りや三人乗りの規定について

子育てを行うにあたり、自転車は非常に便利な乗り物であるのは承知の事実だと思います。しかしながら、お子様を乗せて運転するにあたり、法律や条例でさまざまなことが決められていることをご存知でしょうか?

道路交通法では二人乗りや三人乗りは禁止されていますが、下記の条件を満たす場合に限り認められています。

◇運転者が16歳以上であること
◇幼児用座席を前か後ろに装着していること
◇スマホや傘などを持っていないこと(両手でハンドルを握っていること)
◇乗せる子供の年齢が6歳未満であること
◇幼児用ヘルメットを着用していること(努力義務)

お子様をお乗せになっている場合は、上記を全て満たす必要があります。
1つでも満たしていない場合は、道路交通法違反となり罰金などの刑罰を受ける可能性がありますので、十分に注意が必要です。

3. その他の自転車の注意事項

現在、自転車運転について様々な議論がなされていますが、代表的なものを取り上げてみましょう。

(1) ながらスマホの運転は禁止

自転車運転中にスマホを手に持っていたり、操作したりしながらの運転は道路交通法に違反していることになりますので5万円以下の罰金となります。

(2) イヤホンやヘッドホンを聞きながらの運転は禁止

自転車運転中にイヤホンやヘッドホンを聞きながら運転すると、道路交通法に違反していることになりますので5万円以下の罰金となります。

(3) 傘を差しながらの運転は禁止

雨の日に傘を差しながら運転される方も多いと思いますが、立派な道路交通法違反に該当します。警察に捕まった際に「他の人もしてる」などの言い訳は一切通用しませんし、5万円以下の罰金となります。
一人で運転している場合でも、お子様を乗せている場合でも同じですので、注意してください。

(4) 自動車と同じ左側通行が原則

自転車を運転している場合、道の右側とか左側とかを意識して運転されていないと思います。しかし、原則として道の左側を運転しなければなりません。道路交通法では車両扱いですので、左側通行ということになります。

(5) 歩道ではベルを鳴らすことは禁止

広い歩道や自転車専用通行帯がない場合に自転車で歩道を走る場合もあると思いますが、歩道では歩行者優先ですのでベルを鳴らしてはいけません。車両である自転車が歩道でベルを鳴らすことは道路交通法違反になり2万円以下の罰金となります。あくまで、歩道では歩行者が優先ということになります。

 

いかがでしたでしょうか。

自転車は道路交通法では自動車と同じ「車両」扱いになりますので、今後の運転には注意してください。そして何より、なぜ「禁止」されているのかというと、自転車に乗っている側にとっても非常に危険なことだからです。自転車で事故を起こして、自分自身だけでなく、一緒に乗せていた子どもがケガをしてしまったり、場合によっては命を失ってしまったりといった、痛ましいニュースも耳にします。事故は起こしても起こされても、あとには後悔しか残りません。「自分は大丈夫」という意識は捨て、ぜひとも安全運転を心がけてくださいね。

制作著作:日本はぐケア協会