世の中の多くの方が何気なく多用している「普通」という言葉。
・普通の家族
・普通の人
・普通の子供
・普通の夫
・普通の妻
など、様々な場面で耳にすることがあると思います。

しかし、「普通」ってなんでしょう?

普通という言葉を調べてみますと

◇特に変わっていないこと
◇ごくありふれたものであること
◇それがあたりまえであること

とコトバンクでは定義されています。

しかし、普通という言葉が当てはまるものはなんでしょう?

「普通の家族」を例に考えてみますと、普通の家族ってなんですか?
夫・妻・その血縁にある子供がいることが普通なのでしょうか?
仮にその家族が普通と仮定するならば、世の中には普通ではない家族が本当にたくさんいることになり、何が普通なのか分からなくなっていると思います。

離婚され片親になっている家庭、離婚された後に再婚された家庭など普通ではない家庭の正確な数は分かりませんが、かなりの数が存在すると思われます。もしかしたら、貴方のお隣にお住いの普通の家庭ももしかしたら普通の家庭ではないかもしれません。

次に「普通の子供」を例にしてみましょう。
普通の子供の定義すらよく分からないのに、ご自身のお子様に「普通の子供ならこんなことぐらいできるでしょ!」と注意したり怒ったりしたことありませんか?

普通の子供ってなんですか?
誰にも反論を受けないように説明できる方はいらっしゃいますか?

大人でさえよく分かっていないのに「普通の子供は…」などと「普通」という言葉をお子様に主張されている方が多いのが現状だと思います。

このように「普通」という言葉はもはや使用するのが非常に難しい時代だと思います。
頭では分かっていても、ついつい使ってしまう「普通」という言葉。

特にお子様がいらっしゃるご家庭だと、お子様から「普通のパパなら…」「普通のママなら…」などと言われてしまうかもしれません。「普通の家族なら夏と冬の年に2回は海外旅行に行くよね」と言われて、反論できる大人はごく少数だと思われます。

「普通」という言葉は「悪魔の言葉」と言われています。
曖昧かつ実現困難な言葉が「普通」なのです。

人間は一人一人違います。背が高い人、背が低い人、目が大きい人、目が細い人、スポーツができる人、勉強ができる人など本当に一人一人違うのです。

何気なく使っている「普通」という言葉。
それを聞いた人はもしかしたら「自分は普通ではない」悩んでいるのかもしれません。

実態がよく分からない「普通」という言葉。
本来は使用しない方がいいのかもしれません。

配偶者の方に、お子様に、恋人に、お友達に対して「普通」という言葉を使っていませんか?

制作著作:日本はぐケア協会