セクシャルコミュニケーションを向上させて、性の問題を「未病治」するこのシリーズ。

第一弾は“つき合い始め”や“これから相性を深めていくカップル”への性養生をご提案!

 

パートナーとセックスについて語り合える関係を早くから作っていこう、と言われても、具体的に言葉にするのは勇気がいるし、相手に引かれちゃったらどうしよう…なんて思う方もいるでしょう。

しかし、ふたりの関係がまだ浅いうちにセックスについて話せる基礎を築いていかないと、燃え上がる恋の炎がまろやかトロ火のじっくり愛情モードに変化する頃には、もっと切り出しにくくなってしまう、なんてことに。

 

初めは、肌を合わせ相手に抱きついているだけでも気持ちがよく、それで十分満足かもしれません。

ところが半年一年と月日が経つごとに、「もうちょっとこうしてくれたらいいのに」とか「なんかこう、しっくりこないよね」という欲求がムクムクと顔を出します。

それをストレートに伝えることができれば問題はないのですが、何度も身体を重ねてきたのに、今さら「こんなふうにして欲しい」と言ったら相手を傷つけてしまうかも…などと思ってしまうことも。

ですので、勇気を持って、普段からセックスの話題を自然と出せるようにしておくことをお勧めしています。

 

性のことについて話せないカップルは、セックスをしているときも無言だったりします。

なんだか行為の最中に話すのって気が散るし、ムードがない気がする…と思う人もいるかもしれませんが、セックス中のセクシーな会話はふたりを盛りあげるスパイスと考えてみてはどうでしょうか。

普段は出さないような低めのセクシーボイスでゆっくりと耳元にささやいてみましょう。

「恥ずかしいことをしてしまう自分」というのも、かえって興奮を呼び起こすものです。

また、多くの男性は「ちょっと恥じらう女性の姿」に萌えることも多い気がします。

ちょうどいいさじ加減で恥ずかしがるのは、相手を惹きつけるテクニックのひとつなので、「ここが感じるの」「そのあたりをもっと触って」と、あえて恥ずかしがりながら言ってみましょう。

アダルトビデオのようにきわどいセリフではなくても大丈夫。

自分の状態説明のような発言から始めてみるのがいいでしょう。

 

そして、この段階でよくある失敗が「感じているふりをしてしまう」ことです。

たいして気持ちよくなくても、マナーと言いますか、相手を喜ばせたい一心で、気持ちいいふり、イクふりをしてしまう女性が多いのではないでしょうか。

この気遣いがかえって自分の首を絞めることになってしまうことも。

とはいえ、なかなか「こういうふうにして」とか「ここをもっと触って」と女性からは言い出しにくく、男性に愛撫されながら「気持ちいい?」と聞かれたら「良くない」とは答えづらいものです。

 

そこで男女ともに意識してみて欲しいのは「愛撫の反応は二択で確認する」ということです。

「こことここ、どっちが気持ちいい?」や「こんなふうに舐めるのと吸い付くの、どっちが感じる?」など、ふたつの愛撫方法をそれぞれ試し、どちらか良い方を選んでもらいます。

すると愛撫する側は、触り方や攻め場所のバリエーションを増やすきっかけになるうえに、“気持ちよくない”という否定的な反応をされなくて済みます。

愛撫される側もイエス・ノーで答えなくていいので「こっちの方が敏感な部分にあたるからいい」とか「二番目くらいの強さがいちばん感じる」など、自分のピンポイントの性感帯を、最も気持ちいいタッチで触れてもらえるように誘導しやすくなります。

 

そしてこの「二択制にすること」について、パートナーと“日常会話のひとつ”程度の気軽さで話し合うことができるといいですね。

これからもっとふたりの関係を深めていこうとする段階から、楽しい性生活を長く維持できるよう、このようなセックスコミュニケーションの“コツ”を共有しておくことが房中養生の秘訣です。

 

著作:日本はぐケア協会
<はぐケアサポーター>
鰻澤 智美(うなざわ ともみ)
ヨガ・鍼灸・カウンセリングをベースに房中養生によるヘルスケアに取り組んでいる。

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