若いころより疲れが体にでてくるようになる20代後半から40代前半の方々、各種SNSで流行っている健康法を鵜呑みにされていませんか?

共立女子大学大学院家政学研究所の川上浩教授の分析をもとに、流行りの健康法についてお話したいと思います。

1.デトックスウォーター

デトックスウォーター
デトックスウォーターは水に溶けだした野菜や果物の酵素を摂取すると健康になれるというものですが、酵素は分子が大きいため、水に漬けたぐらいでは抽出されません。

2.ローフード

ローフードは生の食べ物で生きた酵素を摂取すると健康になれるというものですが、酵素はタンパク質なので、摂取しても胃液でそのほとんどが消化分解されてしまいます。胃腸薬として開発された消化酵素以外は、加熱しようが、生で食べようが体内で働く可能性は極めて低いので、効果があるとは言えません。

3.パクチー

パクチーは、デトックス(有毒輩出)効果や抗酸化作用を期待されていると思いますが、人間への効果は一切検証されていません。最近は「山盛りパクチーで健康に」というSNSの記事を拝見しますが、パクチーに含まれる「あく」成分が腎臓などに悪影響を及ぼす可能性がありますので、野菜といえども食べ過ぎは危険です。

4.チアシード

チアシード
チアシードは豊富な栄養素と食物繊維でダイエット効果が期待できると言われています。しかし、ダイエット効果については、水を含むと膨らむために膨満感があり、その満腹感によるものと推察されます。豊富な栄養素と言っても特別なものは一切なく、チアシードでなければならないというものでもありません。チアシードは植物の種ですので、消化が良くないので便秘の原因になったりするので注意が必要です。

5.アサイー

アサイーは高い栄養価と抗酸化作用が期待されているものですが、同様の栄養価を持つ食品はほかにもあり、アサイーが特別ということはありません。また、抗酸化作用についても人間に対する効果は実証されていません。

6.グリーンスムージー

グリーンスムージー
グリーンスムージーは野菜の細胞壁を壊し、栄養の吸収率を高めるといったものですが、実に効果が高いと言えるでしょう。野菜の細胞壁は人間が消化分解できないものなので、ミキサーなどで物理的に分解することは栄養吸収を早めたり高めると言った効果が期待できます。

いかがでしたでしょうか。巷には様々な健康法が蔓延しています。栄養学的にまったく根拠のないものや、人間での効果が実証されていないものも多数存在することが事実です。

しかし、口にしているご本人が「調子がよくなった」と実感していれば、それはそれで一つの食べ方とも言えますが、栄養管理士や医師にも相談の上、摂取量を調査されることをお薦めいたします。

SNSに投稿されている情報やマスコミが取り上げている情報を鵜呑みにせず、ちゃんと調べたうえで健康法を実践されてみてください。

提供:日本はぐケア協会