昨今、子どもが関わる事件のニュースが世間を騒がしています。
子どもを持つ親としては、我が子には事件に巻き込まれてほしくないと思うのは当然だと思います。
本日は、3つの事件に注目して、どのような事に注意すれば良いのかについて整理したいと思います。
1. 駐車場での事故
ショッピングモールや自宅の駐車場での子どもの死亡事故が増えています。
特に歩き始める2歳ころ~小学校入学前の5歳ころの子どもの事故がよく目につきます。
2~5歳のお子様は駐車場で目を離すことは絶対にやめてください。
特に、駐車場でベビーカーを押しながらスマホに夢中の方を目にすることがあります。
お子様の安全より大切な用事はありますか?
事故で相手に損害賠償請求することは可能かもしれませんが、万が一、お子様が亡くなってしまったら…後悔しても遅いのです。
駐車場ではスマホや世間話に集中するよりも
「我が子より目を離さない」
「我が子の手を離さない」
ことに集中してください。
2. イタズラ目的の連れ去り事件
男女問わずイタズラ目的の連れ去り事件も増えています。
卑猥な写真を撮影したり、卑猥な行為を行うために5~10歳程度の子どもを連れ去る事件です。身代金目的ではないため大々的に報じられていませんが、わいせつ事件としてニュースを賑わせています。
連れ去り場所の多くは、公園・学校の帰り道・塾の帰り道など人通りが少ない場所や道で発生しており、イタズラは数分で終わるため親御さんにも気づきにくいようです。
一都三県でも町内会で見回りを行っている地区がありますが、基本的にはお子様に「知らない人についていかない」「知らない人に話しかけられても逃げる」などの教育を徹底し、お子さまにスマホを持たせている場合はSNSをさせない、させる場合は頻繁にスマホをチェックするなどされてみてください。
常日頃より、帰りの時間を把握し、お子さまの身の安全を確認できる体制にできると望ましいと思います。しかし、共働き家庭や片親家庭ではなかなか難しいと思いますので、スマホや携帯による頻繁な定期連絡を行う習慣を身に着けるなど、お子さまの身の安全を確認できるよう各家庭で話し合われてみてください。
3. イジメ
小学生によるイジメも増えています。
まだまだ小学生なのに「死にたい」「生きていたくない」とメモを残し、電車に飛び込んだり、ビルから飛び降りたりという事件も増えてきています。
イジメは学校だけの問題だと考えられていますが、家庭での対策も必要です。
お子さまとの会話を増やし
「人をイジメた場合、どういう罰が待っているのか」
⇒傷害罪・暴行罪に該当する可能性があり、最悪の場合は殺人罪
「イジメるとはどういうことなのか」
⇒人が嫌がる行為をすること
「イジメられてないか」
⇒嫌なことをされていないか、無視されていないか、仲間外れにされていないか
などを定期的に話し合うことも抑止力になると言われています。
また、学校の友達の親同士が仲良くしていると「いつ・誰に」見られているのか、聞かれているのかが分からなくなりますので、親同士で仲よくしたり、食事に行ったりするのも抑止力では効果的と言われています。
もちろん、イジメの問題は簡単に解決できるものではありません。
昨年には中学生が電車に飛び込み自殺するのをSNSで生配信するなど衝撃的な事件も発生しており、複雑かつ根が深いものだと思います。
だからといって、全てを学校に任せていては守るべきものも守れなくなります。
親としてできる最大限のことを行い、イジメる側にもイジメられる側にもならないよう最善を尽くして頂きたいと切に願います。
いかがでしたでしょうか。
お子様がどのような軽微の事件であっても巻き込まれたくないものですよね。
子育てには「これをすれば大丈夫」というマニュアルはありませんので、親として何ができるのか、家庭として何ができるのかなど、今一度考えるキッカケになればと思います。
制作著作:日本はぐケア協会